決算予測が必要だ!

黒字が出過ぎるのであれば、今期のうちに必要なものを買っておきたい。
逆に赤字が予想されるのであれば、早めに手を打って経費を節減したい。
経営者の立場であれば当然こう思われますよね。

小林雄気税理士事務所では、決算明け3ヶ月の月次が固まり次第、前期の数字をベースにして今期の数字を予測します。もちろん、あくまでも予測ですのでその数字の通りに着地するかはわかりません。

しかし、カーナビのことを考えてみてください。渋滞があったり、工事があったり、予測の時間通りに到着しないことってありますよね。むしろ時間通りに着くことの方が珍しいかもしれません。

でも、だからといってカーナビの到着予測時刻が表示されなかったとしたら、道中でご飯をいつ食べればいいのか、どこでお手洗いに行っておけばいいのか決められず、とても困りますよね。

決算予測はカーナビと同じです。事業というドライブを安心して行うために必要不可欠なものなのです。

納税額を早く知る!

「黒字が大きく出た!」

経営者にとっては、1年間の努力が報われて嬉しい瞬間です。でもちょっと待ってください。私は税理士として長年やってきましたが、黒字を手放しで喜んでいる経営者の方を見たことがありません。

そう、恐るべきは法人税です。

利益の1/3~1/4に相当する納税額が経営者を待っています。3,000万円の利益が出たとしても、同時に1,000万円の支払が確定したと考えれば、その喜びは落胆に変わります。ましてや「手持ちのお金で足りない!」なんてことになれば、これは悪夢と言ってもいいでしょう。

それでは、前もって納税額が分かっていたとしたらどうでしょう?もちろん、早く知ったからと言って納税額が変わる訳ではありません。

ですが、心の準備はしっかりとできますし、「もっと早く知っていたら、あれも買っておいたし、これもやっておいたのに!!」と後悔することがなくなります。

何よりも、銀行さんと早めに納税資金の融資交渉ができることはかなりのメリットです。利率交渉も出来ますし、メインバンクがダメなら別の銀行に当たることもできます。

余裕を持って事に望めることの大切さを、社長のあなたはもちろんよくご存じですよね。

数字ばかりでは頭に入ってこない!

税理士さんから渡される試算表って数字ばかりですよね。「理数系出身で数字を見るのが何よりも大好きです」なんていうレアな社長さん以外には、取っつきが悪いんだろうなと思います。

やはりパッと見て、頭にスッと入ってくるのはグラフや図です。カラフルな資料なら「目を通してみようか」という気にもなるというものです。

会社の業績改善をするためには、まずは会社の現状を掴まえておく必要があります。儲からなくなってきているのか。それとも、良くなってきてはいるが過去のマイナスが足を引っ張っているのか。

現在地がわからない状態では、どこから手を打つべきなのか決めようがないと思われませんか。

銀行にそのまま報告書を渡せます

銀行員さんに決算書を見せれば、「会社の状況をスッと理解してもらえる」と思っていませんでしょうか?

もちろん、銀行員さんは優秀な方が多いです。ですが、当たり前の話ですが、コンピュータではなく人間ですので、数字の羅列よりもグラフや図の方が理解しやすいに決まっています。

小林雄気税理士事務所が作成した月次報告書を、銀行員さんに見てもらうと、その充実度に「こんないいものがある会社見たことないです」と一様に驚かれます。

銀行の評価が高くなれば、それだけ融資の条件も有利になります。設備投資でも運転資金でも、銀行サイドから「借りてくれませんか?」と言われるようになれば、枕を高くして眠れるようになりますよ。